デザイン一考

WEBデザインのトレンドの移り変わりを探る

大手プロバイダが、街頭でモデムを配っていたことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
インターネットは、その頃に大きく普及しました。
当時の流行と憧れはなんといってもFlash。さまざまなパーツやグラフィックで展開する動画のムーブメント、ウェブサイトでのインタラクティブ性はまさに時代の華でした。

Flashと同時期に流行していたのが、スキューモーフィックデザインです。
モニタの中のデザインに、「現物のような」見た目を作るデザインです。メモ帳のような記事のかこみやリアルな虫眼鏡、木製の質感を持ったメニュー、紙の質感そっくりの背景画像などです。
Flashは高価なソフトを購入したうえで技術を習得しないと扱えなかったので、Flashを扱えないデザイナーや予算が確保できない企業などが、せめてのリッチさを求めて見た目にこだわった、ごってりしたWebデザインを競うように作っていたものです。

しかしスマートフォンの台頭により、これらの流れが変わります。
それまでのWebはパソコンで見るものでしたが、スマートフォンでの閲覧者が急激に増加したのです。
スマートフォンユーザーにとって、スキューモーフィックデザインは見づらい、操作しづらいの二重苦。そのうえApple社の方針によりiOSはFlashの再生ができません。

そして出現したのがフラットデザインです。
これはモバイルでの操作性、可読性を再優先にしたベタ塗りと細いライン、アクセントとなる半透明で構成されたシンプル中のシンプルデザインでした。

さらにフラットデザインが普及したことを受けて、レスポンシブデザインが現れます。
正確にはレスポンシブウェブデザインと言います。これはパソコン版のページとモバイル版のページを同一ソースで管理したいという運用面の要望から出現しています。

レスポンシブデザイン、およびモバイル閲覧との相性のよいパララックスデザインもムーブメントとなりました。 クリックせずにスクロールのみでサイトの全貌を閲覧できるパララックスはモバイル時代に最適です。

最新の流行は転送量が膨大となりデータ圧縮の技術も発達したことで可能になった動画背景です。

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